
新型コロナウィルス(COVID-19)
新型コロナウィルス(COVID-19)が中国湖北省武漢から2019年より広がり、現在は国外の感染者が507,065名、死者数23,282名、内回復者数129,946名、日本国内の感染者数は1,499名、死者数49名、内回復者数372名と世界中で猛威を振るっています。(2020年3月28日10時現在)
致死率は3パーセント前後、咳や飛沫、接触感染し、感染力は1人〜2,5人、潜伏期間は1〜14日と推定され、少しずつウィルスの正体は明らかになりつつありますが新薬の開発はまだ追いついておらず、まだまだ気の抜けない状況が世界中で続いています。
そんな状況にあり、予防品であるマスクや消毒用エタノール、ガーゼなどの品薄状態が続き、スクールの生徒様方やサロンのお客様方から何か代用できるものはないかとたくさんご質問いただきましたので、本日は消毒用エタノールに代用できる手指消毒及び器具消毒についてお話させていただきます。
消毒用エタノールに代用できる手指消毒及び器具消毒について・・・

街のドラッグストアなどでは、消毒用エタノール(76,9vol%〜81,4vol%)が品薄状態となり、ネイルサロン内の器具の消毒管理やお客様及び技術者であるネイリスト等の消毒管理が難しくなってきているサロン様も多いのではないでしょうか。
当サロン及び当スクールでは、以下の方法で消毒用エタノール(76,9vol%〜81,4vol%)と同等の効果のある代用品を使用し、ネイルサロン内及びネイルスクールの消毒管理を行なっていますので、生徒様方もお客様も是非ご参考にしてください(^ ^)
⑴無水エタノール(99,5%)と精製水

⑴ 無水エタノール(99,5%) 8 : 2 精製水
無水エタノールと精製水を、8:2の割合で作り代用する方法。
⑵ エタノール(95,1%〜96,9%)と精製水

⑵ エタノール(95,1%〜96,9%) 9 : 1 精製水
エタノール(95,1%〜96,9%)と精製水を、9:1の割合で作り代用する方法。
しかしながら、現在では無水エタノールもエタノールも品薄状態が続いています。無水エタノーやエタノールが手に入らない場合は以下の方法で消毒管理を行なっています。
⑶ 逆性石鹸10%濃度と水道水

⑶ 0,1%濃度の逆性石鹸液を作るには、逆性石鹸液と水道水を、1:100の割合で希釈ます。0,2%濃度の逆性石鹸液を作るには逆性石鹸液と水道水を、2:100の割合で希釈します。
逆性石鹸液とは・・・

逆性石鹸とは、陽イオン界面活性剤の事です。有名な商品名だと、オスバンや塩化ベンザルコニウムなどです。
希釈し製作した逆性石鹸液の消毒効果期限はその日限りとなりますので、作りすぎに注意し使わず余った逆性石鹸液は捨てるようにしましょう。
★最後に・・・★
消毒液を使用する前に薬用石鹸または石鹸でしっかりとよく手を洗いましょう。
15秒間の水洗(すすぎ)をする事でウィルスは1/1000まで減少します。
ノロウィルスの場合は30秒間の水洗(すすぎ)が必要です。
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