ネイルケアの手順【JNEC検定の工程】
JNECネイリスト技能検定試験では、以下の順序でネイルケア実技を進めていきます。
- 手指消毒
- ファイリング
- キューティクルクリームorキューティクルリムーバーの塗布
- フィンガーボール
- ブラシダウン
- メタルプッシャー
- キューティクルニッパー
本来、キューティクルリムーバーを使用する場合の工程は以下の順序となります。
- 手指消毒
- ファイリング
- フィンガーボール
- キューティクルリムーバー
- メタルプッシャー
- ブラシダウン
- キューティクルニッパー
JNECネイリスト技能検定試験では、キューティクルリムーバーを使用する場合もキューティクルクリームを使用する場合も、上記の工程で試験を進行してください。
キューティクルニッパー処理
ガーゼクリーンは、ガーゼに水分を含ませ、常にハードスキンやルースキューティクルをウェットの状態に保つために行うものです。薄いガーゼではなく、ふんわりとした水分を十分に含ませられる種類のガーゼを使用してください。エステティックの施術などに用いられるガーゼなどが好ましいです。
ハードスキンがある場合には除去しますが、ガーゼに水分を含ませ、常にウェットの状態でニッパー処理を行います。ニッパーで切るのではなく、ファイルをかけた様になめらかな状態にします。キューティクルニッパーの使い方は、刃先の開閉を小さく皮膚に馴染ませる様に、刃先をハードスキンに対して平行気味にして使用します。
キューティクルニッパーはまっすぐに、刃先は下向きです。「刃」とは全体を指し、「刃先」とは先端1㎜くらいのところを指します。
水分を含ませたガーゼでウェットな状態にしながら行います。ガーゼからキューティクルニッパー処理と、繰り返し水分を与えながら行います。
コーナー部分はカーブになっているので、刃先がキューティクルに当たらない様に、コーナーの丸みに斜めに当てる様に刃を合わせ、刃先は常に下向きにします。
キューティクルニッパーを安全に使うには支えが必要です。ここでは中指の腹が支えになっています。キューティクルの近くに中指を置くことによって安全に使うことができます。例えば指が滑った場合でも、お客さまやモデルさんの指に傷がつくことはありません。
刃はキューティクル側に向き、刃先は下を向け、キューティクルラインと平行にして使います。中心まで行ったら、戻す時も開閉しながらコーナーまで戻します。
中指の右半分のみ処理した状態です。実際には、キューティクルラインを何度か往復させながら、全体に進めていきます。
硬くなった部分を除去する場合は(硬い部分はルースキューティクルとみなします)、キューティクルニッパーの刃先を押し付けないで、硬くなった上層のみを除去します。少し刃先が浮いている様に使います。ここでは親指の腹の部分が支えになっています。
ハードスキンは通常の生活をしていれば、同じ場所が硬くなります。必ず除去する様にしてください。
ここでは親指が支えになっています。キューティクルの近くに親指を置くことによって安全に使うことができます。指が滑った場合でも、お客さまやモデルさんの指に傷つくことはありません。
コーナーからキューティクルラインに入る時も、すばやく向きを変えながら進めていきます。
仕上がり画像です。この角度からキューティクルを覗き込むと、しっかり除去できているかいないかは一目瞭然です。
正しく処理することにより健康的なネイルライフを継続することができます。その場凌ぎの曖昧な知識や技術ではなく、正しい知識と正しい技術を提供できるネイリストを目指してください(^ ^)
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました( ´ ▽ ` )
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