今回は【ファイリング編】を徹底解剖!!
ネイルケアの手順【JNEC検定の工程】
JNECネイリスト技能検定試験では、以下の順序でネイルケア実技をすすめて行きます。
- 手指消毒
- ファイリング
- キューティクルクリームorキューティクルリムーバー 塗布
- フィンガーボール
- ブラシダウン
- メタルプッシャー
- キューティクルニッパー
本来、キューティクルリムーバーを使用する場合の工程は以下の順序となります。
- 手指消毒
- ファイリング
- フィンガーボール
- キューティクルリムーバー
- メタルプッシャー
- ブラシダウン
- キューティクルニッパー
JNECネイリスト技能検定試験では、キューティクルリムーバーを使用する場合もキューティクルクリームを使用する場合も、上記の工程で試験を進行してください。
手指消毒
- 技術者の手の消毒

技術者の手の消毒を行います。手の甲から手のひら、指先、指の間までしっかりと消毒します。
- モデル(お客様)の手の消毒

モデル(お客様)の手の消毒を、同様にしっかりと行います。
ファイリング
- エメリーボードを持つ

検定試験で許可されているエメリーボードを使用します。エメリーボードの持ち方は、まずエメリーボードを平面に置き、ボードを三等分した利き手側の一番橋を小指を除く4本で持ちます。親指がボードの下の面を支え、残りの3本がボードの上面に添えられます。小指を使わず4本でボードが優しくしなるくらいの力で持ちます。
検定試験では、正しくエメリーボードを持つことが基本です。最近はあまり気にして持つ意識がない方もいるようですが、検定試験では大変重要です。
- 先端ストレート

爪の厚さ、Cカーブに合わせて角度を決めます。厚さや爪の丸みに合わせて角度も異なります。
- サイドストレートを取る

拡大するとこんな感じです↓

サイトストレートは、FL(フロアレベル)、地面と平行です。
- 角を取る


角を取る場合も、上から見てラウンドになっているかだけではなく、爪の裏側もファイルを入れます。この時、爪の厚みを考慮して裏側の処理を行ってください。
- 角を取りながら中心まで削る


エメリーボードは必ず、一方向に動かしてください。往復がけはしません。一方向に動かしているか、動きでわかりにくい場合試験官はファイリングの音で判断しています。往復がけされてる受験生と、しっかりと一方向に動かしている受験生ではファイリングの音が全く異なります。
- 逆サイドストレートを取る

ファイルは左右どちらから始めても構いません。
- 角を取る

左側と同様に角を取ります。
- 角を取りながら中心まで削る


ファイリング後に爪の裏にバリが出る場合は、ファイルを入れる角度を調整する必要があります。
- ファイリング仕上がり

最後は10本の長さ、バランスが揃っていることを確認します。
正しいモーションでファイリングできるように、しっかりと練習を重ねましょう♩
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